石巻、３ヶ月前にもやってきていたが、当時の、夜の出来事を思い出してしまった（第７３日）

１９××年１０月１７日（火）晴れ　　


■期待した通りの朝食

　午前６時１５分、起床。朝食は期待していた通りの食パンと紅茶であった。それはそれで良かった。が、少し期待に反した点を発見した。先ずブドウ食パンではなく、普通の食パンだった。またバター、ジャムも付け放題というわけではなく、割り当て制であった。紅茶の方は飲み放題であった。それに今回はコーヒーも出されていた。



　■石巻へと出発

　午前８時２０分、石巻へ向けて発つ。元来た道を帰って行く。が、帰りの方が来た時よりも楽のようだ。海からの風は吹いていなかった。

　午前１１時、岩井先行き入り口に到着。お店の前に置いてあったベンチに腰掛けて、この先へと行こうかと迷っているとファンタ缶配達運搬の車に乗った男の人二人のうち一人に話し掛けられる。

「岩の間から汐が噴出しているよ」

それは面白そうだということで行って見た。が、それらしきものは見えなかった。

午前１１時半、そこを発って、後は休むこともなく石巻まで、国道４５号線を走り続けた。石巻に近付く頃には周囲も薄暗くなってきて、半ズボンでもあった為か、風が冷たく感じられた。



■石巻に到着

午後４時半、石巻駅に着く。

３ヶ月前の頃が思い出される。夜、寝る所を探して、学校へ、神社へ、お寺へと頼みに行ったこと、そして結局は駅のホームに近い所、破れたソファーの上で蚊の攻撃を受けながら横になっていたこと、もう我慢出来ないと起き上がり、顔を洗いに行く途中、駅の玄関前に数人がゴロ寝していたのを見て驚いたこと等々。

　さて、それでは今晩は何処で寝ようか？　と思案していたら一女子高校生に話し掛けられる。

　「日本一周ですか？　何処を回って来たのですか？」

　それよりも寝る場所、適当な場所はないものか？　市街を回って探したが良い場所が見出せない。公園に行ってみようとその方へと行くが、公園は山の上ではないか。仕方なしに屋根が付いているアーケード街ででも寝ようかとアーケードの下、自転車を引きながら歩いているとボウリング場があった。


石巻市（いしのまきし）は、宮城県第二の人口を擁する市であり、石巻都市圏の人口は約21万人（2000年国勢調査時点）。東北地方南部、宮城県東部の、旧北上川河口に中心部を持つが、広域合併により、女川町を除く三陸海岸南端一帯や北上川下流の多様な地域が市内となった。全国でも有数の水産都市となっている。そのせいかメガマウスが水揚げされ、メガマウスの北限とされている。

1615年に慶長遣欧使節団を率いる支倉常長が日本人として初めてイタリアの、チヴィタヴェッキアに上陸した。支倉常長が出発した地である縁で、現在石巻市と姉妹都市となっている。出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

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