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地元盛岡でもご親切にも家に泊まっていきなと招待された(第69日、つづき4)

19××年10月13日(金)雨後曇り


 ■家に来ないか、と誘われた

 午後7時頃、ガザガザと音を立てながら、紙袋を持った人なのだろう、相変わらず反対側の空いているベンチに腰掛けたまま。

 寝袋からちょっと顔を出して見るともなしに様子を見ると、どうも立ち去る気配が全然ない。暫くするとこちら側のベンチへとやって来た。寝袋の中の顔を覗き込むともなしにその顔を近付けて来た。もう寝てしまったのかな、と確認したかったのかも。と、寝袋にその手が触れた!ガバッと上半身、一気に跳ね起き上がった。

「お腹が空いているのでしょう? これ食べませんか?」

 紙袋に入ったドーナツを渡される。それを食べながら、話しをしていると「家に来ないか?」ということになった。その人のアパートへと一緒について行く。

 その人の住家へ着くや否や、「サウナへ行こう!」ということになり、バスで駅近くのサウナ風呂へと行く。生れて初めてのサウナ風呂だ。少し風邪気味だったが、106℃のサウナ部屋に入った時の暑さは並大抵なものではなかった。風邪も入浴後には取れてしまった感じだ。帰り道、雨が降っていたのでタクシーを拾って帰って来た。



 部屋の中、ウィスキーの水割りが出てくる。肴としてピーナツも出て来る。テレビはつけっぱなしだ。暫くして夕食も出て来る。大根の千切りとサトイモの味噌汁。温かく美味かった。

 テレビ番組の「11PM」を見終わった後、そしてフランスのシャンソン歌手、あのハスキー声で歌う、シャルル・アズナブールの「愛に死す」をステレオで聞いた後、、さあ、そろそろ就寝としよう。

 もともと一つしかない布団に大人二人が一緒に並んで寝る。午前零時30分過ぎであった。



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