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久しぶりにコーヒーなるものを飲んだがために、寝入れない(第61日、つづき5)

19××年10月5日(木)曇り後うす曇 

■自転車旅行者二人に出会う

 駅構内から出て、隣のバス待合所、ベンチが置いてある所へと場所を移動。既に二人の旅行者がおり、夕食の準備中であった。

 自転車で日本一周をやっているのだそうだ。一人は栃木、もう一人は岡山から来たそうな。泊る所々で自炊をしながら旅を続けている。ちょうど夕食時にかち合ったので、二人が食べている間、こちらは何故か仲間外れにされたかのような気持ちであった。が、「コーヒーを飲みませんか?」と話し掛けられ、本当に飲まして貰えるとなった時は救われた。遅れ馳せながらも我らは旅の仲間同士なのだと感じ入った。


 コーヒー用のお湯が沸くのをまだかまだかと、寝袋の中、顔だけは出して待っていた。本当のこと言うと、いや書くと、歩き疲れているから、もうこれ以上は起きていられない、就寝だ、お休み! ということにしたかったのだが、久し振りにコーヒーが飲めるというので、なつかしいコーヒー味を満喫した後からでも遅くはないだろうと自分に妥協し、眠いのも我慢して待っていた。


 砂糖を必要以上に入れてくれて相当甘くしたものだったが、疲れた時にはこの位の甘さも良いだろう。コーヒーを飲み慣れているぼくにとっては尤も懐かしの本物のコーヒーだったと言える代物ではなかった。

 さて。眠ろうと寝袋の中に包まり用意万端ではあった。ところが久しぶりにコーヒーなるものを飲んでしまった。体内の血液はコーヒーに興奮しているのであった。長い間、頭が冴え渡ってしまって容易には、いや全然寝付かれなかった。        





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