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寒風山、そしてYHでの宿泊、まず外から電話しろ、だって?(第59日、つづき)


ハートが浮き上がってくるコーヒーカップとか、、


19××年10月3日(火)曇り        

■ 寒風山に来る

 午前10時10分には寒風山に到着。車から降りようと席を立ち、外に出た途端、2、3秒間、目の前が急に真っ暗になり目眩を感じた。そのまま意識を失ってぶっ倒れるかと思った。 精神力で阻止した。

 こんな経験初めてであった。最近は食事が粗末そのもので、ここ数日間も、食事はと言えば、ビスケットとリンゴばっかりだった。御飯は食べていなかった。栄養不足なのか。更にはこの所寝不足状態が続き、体調が宜しくないのか。自分自身の健康状態がちょっと気になったが、いつまでも気にしていてもどうすることも出来ない、そうこうするうちに眩暈も治まったのでふらふらとなったことも直ぐ忘れてしまった。


 遠足の小学生達だろうか、紅白の帽子に白いトレーニングパンツ、それぞれが5、6人一組になってワイワイガヤガヤとお弁当 に箸を突付いている。即席バレーボールに興じている人達、また観光客も次第に増えてくる。

 風は冷たい。寒い。正にこの山の名に恥じない風だ。寒い風が吹く山。下の方から上の方を見上げたその高い所、今そこにやって来て見たが、そこが頂上というわけではなかった。頂上はもう一つ、向うの方に展望台がある所であった。でも八郎潟の広々とした景色や男鹿半島の周囲は手に取るように見下ろせる。

 折角ここまで来てしまったのだからと、向うの、本来の頂上まで行ってみることにした。吉田兼好の徒然草の中にあるエピソードを思い出した。ナマハゲのモデルが記念写真撮影のサービスを行っている。それだけのことだった。



■先ずは外から電話しろ?

 午後零時半頃、男鹿YH前に車で着く。近付いてよくよく見ると、玄関前にこれ見よがしの「注意書き」が貼り付けてあった。

「予約していない人は外から電話して下さい!」

 ちょっと嫌らしい。そう思った。直ぐ目と鼻の先まで来ているのに、飛び込みの宿泊はお断りとのことらしく、電話ボックスのあるところまで逆戻り しなければならない。で、電話は何処にあるのか?

 乗ってきた車はユーターン、電話ボックス前まで更に乗せてきて貰うこととなり、そこで降ろして貰った。こちらの方には何らのお断り書きはなかった。飛び込みでボックスに入った。彼らは秋田方面へと去って行った。

 午後1時にYHに改めて着いた。宿泊の受付は午後4時からとのことで、それまで外で時間を潰す。旅日記を綴っていた。


 風呂は時間が来たと同時に一番乗り、夕食後もまた入る。6日振りの風呂であった。

 夕食は勿論、満腹になるまで、いやそれ以上に食べた。6日振りの御飯、味噌汁でもあった。お代わりを何回したか、そんなことに一々気を使っている暇はなかった。最後まで粘りに粘って食べていた。同じ今晩の泊まり客であるホステラー、回りの女の子達は変に感心していた。

 腹が減っては戦(いくさ)に勝てぬ。旅を続けることは戦でもあるのだ。


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日本一周ひとり旅 300日間のキセキ の寒風山、そしてYHでの宿泊、まず外から電話しろ、だって?(第59日、つづき)のリンクについて

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