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つづき、弘前へとやってきた(第55日)

19xx年9月29日(金)晴れ
       

 ■弘前へと近づいて行く

 重い足取り。地図を広げながら現在地をちょっと調べたり、腹が減ってきたので食パンを買ったりして、道草を食うかのようにしながら弘前へと少しずつ歩を進めていた。

 木材が大量に置いてあった道路脇下に降りて行った。隠れるかのように腰を降ろす。買ったばかりのパンを食べる。食ってからは、昨日充分に寝られなかった為か、それとも満腹感故にか、何となく眠くなる。その木材の上に寝転がった。暫し、日に当りながら昼寝と相成った。


 その間、時が流れた。流れた量、2時間!


 余りにも長過ぎる昼寝になるとは思ってもいなかった。目を覚まし、起き上がってみれば、「疲れたなあ」という感想だ。疲れていたから、寝不足だったから、昼寝をしたのに、どうしてこんなに疲れるのだろうか。 寝すぎて更に疲れる。

「ますます疲れてしまった」自分に向かってもぐもぐ言っている。



 30分程沿道を歩いた後、再び道路のコンクリートの上に どっかりと腰を降ろす。車は殆ど通らない。今日は歩くのも疲れる。

 目の前には畑、見渡す限りの畑、後方には岩木山が雲に被われ、今にも雨が降り出しそう。津軽平野、秋の稲の取り入れが盛んだ。



 案の定、降って来た。大粒の雨。

 だが直ぐに止んだ。さて、そろそろまた、歩こうか。

 弘前まで、あと3km。



 午後3時45分、再び雨が降り出し、近くの建設事務所の軒下で雨宿り。止みそうもない。待ってもいられない。じれったい。レインコートを着込み、雨の中へと飛び込んで行った。




 ■弘前に着いていた

 弘前市内に着いたころには漸く止む。駅の方へと向かったが、 途中で気が変わった。弘前の繁華街をぶらつき回り、デパート、マーケットなどで時間を潰した。

 雨の中、午後6時前、弘前駅へと姿を現す。見渡してみたが、寝るのに適当な場所が見当たらない。午後8時頃まで待合室で今日の書き物をしたり、何かを食ったりしながら時間を潰していた。




 他の場所で寝よう。心は決まった。

 駅前の道路を何処か寝るのに適当な場所はないものかと探しながら歩き回る。

 アパート建設現場にやって来た。外側の壁は殆ど出来あがっていた。風は防げるようだ。誰が入居するのかは分からないが、その一の部屋で寝た。午後9時だった。



 翌朝、思わぬことが起こるとは、、、、、、。 





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