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温海温泉共同風呂独占貸切入浴洗濯

10月25日(水)晴れ  

 バス停留所の小屋の中、壁に沿って取り付けられた長い、でも幅の狭いベンチの上に寝袋を敷き、夜中、そのベンチから滑り落ちては一大事、落ちないように落ちないようにとその不安定な状況に横たわっている自分のことを念頭に置きながら何とか一夜を過ごした。


 ■温海温泉共同風呂貸切独占入浴洗濯

 午前8時35分、そのバス停「大波渡」を出た。

 日本海を右側に見ながら、どのくらいゆっくりと走って行けるものなのか、実験をするかのようにスロースローで走って行く。

 実はすぐ近くにある温泉に行きたいのであった。早く着いても時間を持て余すだけ。だから極端に可能な限りゆっくりと自転車を漕いだ。それでも午前9時40分には着いてしまった。


        *  *
 
 温泉郷内をゆっくりと自転車散歩する。

 共同風呂は何処にあるのだろう? 

 この温海(あたみ)温泉に来た目的は言うまでもない。無料共同風呂に入って 汚れを落とすこと。

 過去何日振りの風呂となるのか、詳しくは言えない、いや、書けない。尤も調べて見れば簡単に分かることだが、そんな暇、今はない。今は書くことで忙しいのだ、いや、間違えた、その風呂に入ることが先決なのだ。過去何日間か溜まった体の汚れと衣類の汚れを同時に洗い流したい。


 場所を人伝に訊いて、共同風呂に着いたのが午前10時45分。

 中を覗いて見ると、ご近所のおばさんだろうか、両手両足の衣類を捲り上げて、風呂場の掃除、真っ最中。

 「あの〜、お仕事中、すいませんが、、」

 遠慮がちに声を掛けてみる。聞いてみる。入浴が出来るのは午前11時過ぎから。やっぱり、予想したように余りにも早くやって来てしまった。               
つづく→
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